息子がいなくなって夏が終わり秋が終わり、冬がやってきた。

いつもなら長男夫婦の正月帰省の話や次男の正月休みを都合つけたり、自分の休みを調整したりとワクワク🎶してた時期やのに、今年は同じ会話をしてても、心の中で「ひっそりとお正月を過ごしたい」と思う自分がいる。

長男は長男で孫を見せて元気になってほしいとか、大きくなった我が子を見てほしいとか、きっと彼なりに私に気を使ってくれているのが分かる。

娘は大学受験を控えピリピリするどころか呑気なもんで、それはそれで彼女らしくていいのかな？と。

私の周りの人たちは日常生活を普通に送っている。

周りから見たら私も「普通」に見えると思う。

心ん中は「無」

「何で逝ってしまったん？」繰り返す想い。

家の階層のボタンを押し、数秒後に下の階層のボタンを押し走るようにエレベーターを出たらしい。

そのまんま屋上まで駆け上がり‥。

見せてはもらえなかった防犯カメラの映像を自分なりに頭ん中で映像化する。

三ヶ月前の記憶を全て繰り返し１つ１つ思い出しながら謝罪と自責の念しかない。

そういう自分と、全てなかった事にしようと蓋をする自分がいる。

いつか帰ってくる‥なんて思いながら‥。

それでも私は仕事に行き、スタッフの愚痴や不満を聞き、フロア改善に努める。

息子を亡くして初めて分かった事が沢山ある。

こんな親で、ホンマにごめん。