息子が最後に着ていた服、靴を棺に入れようと思ってたけど『棺に入れてはいけないもの』の中に服や靴も含まれてあっていれられなかった。
最後の服を確認したのは私だけ。
長男や旦那には見せなかった。
黒いビニール袋に入れられてた衣類は心肺蘇生の為に切り刻まれていたけど、少しの出血痕と生臭い匂いがしていた。
あんな高い所から、、、、
それなのに出血も少なく見た目は綺麗すぎる程、綺麗やった。
私は仏壇の横に置いておくつもりで自宅に持って帰ってきたけど、やっぱり供養してもらいたいと思ってネットで探した。
衣類のお焚き上げをしている寺、神社はなかった。
葬儀屋に相談すると料金がかかりますけど提携しているお寺で出来ますと。
長男が取り仕切ってくれ自宅に取りにきてもらった。
それが8月末の事…。
つい最近、長男から写メが届いた。
お焚き上げをしましたって証明書が届いたよと。
日付は11月5日だった。
昨日、夜ウォーキングしてる途中に息子が最後に着ていた服を買った日の事を思い出した。
息子『これ良くない?あははは』
母『似合うやん?良い感じ』
息子『そやろ?こう言うの最近流行ってるみたい』
なんて話をしたのにな…。
お洒落な息子はコロナ禍で出かける頻度が減った時ぐらいから服を買う事が減った。
買っても行くところがないって言う理由…。
そんな息子が夏頃に2着だけ買ってきた服を嬉しそうに見せたんよね。
これから楽しい事が沢山出来るよねって一杯話したのにね。
靴紐は洗って置いてる。
いつか、私の靴に結ぶからね。