突然死された高齢者への想い
体調不良の入居者様が突然死された。
その日は遅出だったけど気になり早めに出勤してケアにあたった。
午前中嘔吐したと看護師からいわれドクターに連絡したりと慌ただしく動いていた。
看護師が訪室した際、心停止状態だった。
看護師はパニック状態で声かけをしていた。
心臓マッサージするように指示をしAEDを取りにいった。
ほかの職員にも声かけし救急車、相談員、家族に連絡するように指示を出す。
転倒リスクがある入居者様は一度お部屋に戻って頂く様にスタッフに指示をだした。
AEDを装着し心臓マッサージする。
戻ってきて、、、
必死だった。
搬送されたものの延命はしないとの家族希望で死亡確認された。
そのことを聞いたのは食事介助中だった。
私は席を離れ、洗濯室で声を出して泣いた。
初めて声を出して泣いた。
ほかのスタッフが私の鳴き声で駆けつけ、呆然としていたのを覚えている。
「〇〇さんが悪いんじゃないよ」
って言われた。
私は入居者様を助けれなかった自分を責めながら、息子の死が蘇ってきて場所もわきまえず泣いてしまったのだ。
看取りなら心の準備が出来ている。
でも突然逝去されるのは、また違う。
私のフロアで看取りで亡くなった方が数人いるけど、去年から全て自分が看取ってるのも私には、しんどかった。
その後、警察からの事情聴取も入り現場検証も立ち会った。
ほかの職員は逃げてしまって、その場にいない。
それよか「僕、休憩言っていいですか?」と。
自分の職場を悪く言いたくないけど、介護の質というより、人の質の低下が激しい。
心が壊れそうで有給をもらい休ませてもらった。
高齢者の突然死、職員の質、想い、
課題は山ほどあるけど、まずは私自身、心を安めようと思った。